14インチ、16インチ、20インチの折りたたんで輪行したい電動自転車3選

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いつも記事を見ていただきありがとうございます。
自分の家から「街」へのアクセスには少し距離があり、最近その移動手段について考えたりします。
買い物に行ったり、図書館に行ったり、最寄りの駅に行ったり、街の機能にアクセスするには10kmほど移動しないといえません。
以前は車通勤でしたが、テレワーク中心になり、コスト面を考え車は持たなくなりました。
普段出かけるときは、バス停まで歩き、バスで電車の駅まで行って、そこから遠くへ移動します。
しかし、そのバスにはちょっと難点が、、、便数が少なく、2時間に1本しかないんです。しかも最終発は18時台。

「10km」、この壁を越えたい。最後の10kmが私の移動の自由度を大きく制限しているのです笑

私は歩くのが好なので移動手段としても活用しています。10kmも歩けなくはないですが、体力的にOKだとしても、消費される時間が長すぎて、他の活動に支障をきたします。

歩くより移動性があり、車より経済的でほかのモビリティ(バス、電車、車など)とのアクセスもいい移動手段はないかと考えたところ、「折りたたみ式の輪行できるアシスト電動自転車」がいいんじゃないかという考えに至りました。

そこで、今日は私の移動の自由度をぐっと向上させてくれそうな電動自転車を3つ紹介したいと思います。

輪行ってなに?

みなさん輪行(りんこう)」って言葉しってますか。私は電動自転車のことを調べるまで知りませんでした。
輪行」とは、自転車を電車やバスなどの公共交通機関に載せて移動することです。例えば行きは自転車で出かけ、帰りは電車で帰ってきたり、家と最寄りの駅間は自転車で移動し、そこから先は電車で移動するなど、輪行できれば移動距離がぐっと伸びます。
しかし、輪行を正しく行うためにはいくつかのルール、注意点があります。

輪行のルール・注意点①:各社の持込規定を確認すること

自転車は公共交通機関では荷物として扱われるため、各社が定める持込荷物規定に従って輪行しなければなりません。輪行時は、ご自身が利用するサービス会社の規定に適合するか確認しましょう。

輪行のルール・注意点②:サイズと重量
持込について、ほとんどの場合、サイズと重量が定められています。例えば、JR東日本では「3辺の和が250㎝以内、重量30kg以下」であれば無料で持ち込むことができます。また「折りたたむか解体して収納すること」という注意事項もあります。

輪行のルール・注意点③:輪行袋に完全に収納すること
自転車を持ち運ぶために輪行袋という専用の袋を使いますが、輪行時は、「自転車の各部すべてを袋に収納すること」を持込規定としている場合が多いです。その場合、サドルやタイヤなど、一部が露出した状態での持込は禁止対象となるため、予め確認しましょう。

輪行のルール・注意点④:大きすぎる、重すぎると運ぶのが大変
自転車といってもサイズ・重さは様々。上記で紹介したルールの範囲内であっても、大きすぎたり重すぎると持ち運びも一苦労です。輪行の頻度が多い場合、持ち運びやすさの点では、小型かつ軽量で、折りたためるものが向いていると思います。

ここからは電動自転車の選び方のポイントについてまとめてみました。

電動自転車の選び方①:タイヤのサイズ
タイヤのサイズは14インチから26インチぐらいまでのものが主流です。14インチから20インチ程度のタイヤ径が小さい自転車を「ミニベロ」と呼んだりします。ミニベロタイプには、すべてではないですが、折りたたみ式であることが多いです。
一般的に、タイヤのサイズが大きいと、一漕ぎの距離が長い、スピードが出やすい、段差が乗り越えやすい、パンクが少ないなど、安定性があり長距離にも適しています。一方デメリットとして、重量が重く持ち運びにくい、狭い道での小回りがききにくい、混雑した場所での取り回しが大変、大きいため駐輪できる場所が限定されるなど、機動性が落ちます。
タイヤのサイズが小さいと、重量が軽く持ち運びやすい、漕ぎだしがスムーズ、狭い道での小回りがききやすい、混雑した場所での取り回しが楽、小さいため駐輪できる場所の選択肢が増えるなど、機動性が高いです。一方デメリットとして、一漕ぎの距離が短いためより多く漕ぐ必要がある、スピードが出にくい、段差が乗り越えにくい、パンクしがちなど、安定性に欠けるところがあり、長距離には適していません。

電動自転車の選び方②:タイヤ幅のサイズ
自転車のタイヤ幅も様々です。タイヤ幅が太いと空気量が多く、衝撃を吸収しやすいため、パンクしにくいです。一方、接地面が増え、抵抗が大きいため重く感じ、長距離・長時間走行には向いていません。10km程度の走行であればそれほど気にしなくてもいいと思います。
タイヤ幅が細いと接地面が減り抵抗が少ないためスピードが出せます。一方、空気量が少なく、路面のでこぼこが伝わり、衝撃を吸収しにくいため、パンクしやすいです。

おおよそのタイヤ幅用途別に分類するとこんな感じです。
18 - 25mm:ロードバイク
25 - 38mm:シティバイク(いわゆる「ママチャリ」もこの部類)
44 - 55mm:マウンテンバイク
65 - 101mm:セミファットバイク
101mm -:ファットバイク

電動自転車の選び方③:適応身長
適応身長は、おおよそタイヤのサイズに比例しますが、一番いい方法は、自転車の仕様に書いてある「適応身長」の情報を確認することです。参考までにタイヤのサイズと適応身長の目安を書いておきます。
20インチ以下:130cm -
24インチ:140cm -
26インチ:140cm - 170cm
27インチ:150cm - 180cm

電動自転車の選び方④:折りたたんだときのサイズ
この項目は、特に、輪行のときに折りたたんでコンパクトに収納することを考慮しています。エレベーターや駅の改札口の幅は80㎝ほどなので、折りたたんだときにこの幅をスムーズに通過できることは重要なポイントです。
折りたたみ式の自転車の場合、商品の仕様には走行時のサイズのほかに折りたたみ時のサイズも併記されているので、ご自身の輪行スタイルに適しているか確認してみてください。

電動自転車の選び方⑤:バッテリー容量と走行距離
電動自転車のメリットはなんといっても走行をアシストしてくれるところです。しかし、バッテリー容量が少ないとアシスト可能な走行距離は短くなってしまいますので、用途に合わせて選ばないと、途中でバッテリーが不足する事態になってしまいます。
参考までにバッテリー容量(Ah)と最大走行距離の目安を書いておきます。
6-9Ah:30 - 80km
12Ah:60 - 100km
14 - 16Ah:70 - 130Km

ほかにもいろいろ比較したい仕様・特徴はありますが、ひとまずこのあたりにしておきます。

実際に輪行って大変じゃないの?

私はまだ購入しておらず、試しにやってみたこともないのでなんとも言えませんが、20㎏近くある自転車を持ち運ぶとなると、かなりの苦労だと思います。輪行時は輪行袋という専用の袋を使います。例えばこんなのですね。

楽天市場

しかし、専用の袋に入れても、短距離であっても、持ち運ぶのは大変だと思います。場合によっては輪行袋だけでいいかもしれませんが、別途キャリーカートを用意し、これに載せて移動するのも一案だと思っています。
キャリーカートは4輪とも、固定ではなく、360度回転型のものがいいと思います。

楽天市場

個人的には、自転車を運転しているときは、自転車の荷台に載せるかかごに入れるなど、なんとかしてその携帯手段を考え、自転車を運転しないときはこのキャリーカートで運ぶ、というスタイルがいいんじゃないかと思います。常に持ち運ぶのは少し大変かもしれませんが、駐輪した場所に戻ってくる必要もないし、駐輪時の盗難リスクも回避できるので、真剣に考えています。

折りたたんで輪行したい電動自転車3選

本体サイズ、タイヤサイズ、重量、走行距離など、さまざまな電動自転車が販売されていて悩みますが、ここでは私が「最後の10kmの壁」を乗り越えるために活躍してくれると注目している電動自転車を3つ紹介したいと思います。

1.GIC・TRANS MOBILLY NEXT163(AL-FDB163E-N)
GIC社の自転車で、紹介する中では一番軽く、輪行時の持ち運びやすさは一番です。
自転車の大まかな仕様:
メーカー希望価格115,500円、適正身長140cm以上、走行距離24km、重量11.9kg(バッテリー、スタンド、ペダル除く)、全長129cm/幅52cm/高76-96cm、折りたたみ時全長70cm/幅45cm/高61cm、タイヤ前後16インチ、タイヤ幅38mm

なんといっても軽い。ラスト10kmを走るための性能を保持し最大限スリムにした電動自転車という感じです。

(アマゾン、オプション品:前かご輪行バッグ交換用バッテリー
楽天市場自転車本体前かご泥よけ輪行バッグ交換用バッテリーバッテリー充電器

2.クリア電子株式会社・Holdon Q1J
こちらの電動自転車の特徴は最大100km走行できる電池の持ちです。出先での電池切れはなさそうです。タイヤのサイズは14インチ。小径車の中でも特に小さいタイプです。タイヤ幅が太めなので街乗り程度であればあまり影響はないのかとは思います。
自転車の大まかな仕様:
メーカー希望価格87,890円、適正身長145cm - 180cm、最大走行距離100km、重量約16.7㎏(バッテリー含む)、全長120.7cm/幅52cm、折りたたみ時全長68cm/幅41cm/高61cm、タイヤ前後14インチ、タイヤ幅49mm

アマゾン、オプション品:輪行バッグ、輪行ケース、交換用バッテリー、マルチツール、リアキャリア)
楽天市場自転車本体輪行バッグ輪行ケース交換用バッテリーマルチツールリアキャリア

パナソニック・オフタイム BE-ELW074
こちら大手パナソニックの電動自転車です。紹介する中では価格が一番高いですが、前18インチ、後20インチのタイヤを備え、最大走行距離も50kmあり、安定感があります。一番重たく、折りたたみ時のサイズも一番大きいですが、キャリーカートを使うと割り切れば、持ち運び可能な範囲だと思います。
自転車の大まかな仕様:
メーカー希望価格143,000円、適正身長149cm - 185cm、最大走行距離50km、重量約20.6㎏(バッテリー含む)、全長151.1cm/幅55cm、折りたたみ時全長88cm/幅49cm/高67cm、タイヤ前18インチ、後20インチ、タイヤ幅44mm

(アマゾン、オプション品:交換用モバイルバッテリーバッテリー充電器
楽天市場自転車本体前かご樹脂製泥よけスチール製泥よけ輪行バッグ交換用モバイルバッテリーバッテリー充電器

上記3製品の仕様について、こちらの表で徹底比較(全57項目)しましたので、参考にしてみてください。

電動自転車での移動って、結局安いの?高いの?

さて、私の注目電動自転車3選を紹介したのですが、コスパの面ではどうなのでしょうか。ここでは電動自転車と原付バイクについて、本体購入金額も含めて、1か月当たりの費用を比較・検証してみたいと思います。

検証条件です:
走行距離:1日20km、週5回
比較商品:
(電気自転車)
パナソニック・オフタイム(143,000円)
・Holdon Q1J(87,890円)
(原付バイク)
・ホンダ・タクト(181,500円)
1km当たりの費用:
・1km当たりの電気代(オフタイム):0.56円(17円/3時間充電/30km)
・1km当たりの電気代(Holdon Q1J):0.62円(37円/5時間充電/60km)
・1km当たりのガソリン代:3.63円(145円/40km/L)
※電気代は、1kWh当たり27円のときの満充電時の電気代を計算しました。
※オフタイムはパワーモードで30km走行できる、Holdonはアシスト3で60km走行できると仮定して計算しました。

以上の条件をベースに、6年間使用したときの1月当たりの費用を計算してみました。オフタイムとHoldon Q1Jについては4年目にバッテリーを交換する費用を入れた計算です。

検証結果
Holdon Q1J:1月当たり約3,845円
オフタイム:1月当たり約4,583円
ホンダ・タクト:1月当たり約7,880円
今回の検証では、電動自転車のコスパはいい、という結果になりました。いろいろと検証の方法はあると思いますが、参考の一つになればと思います。
今使っているモビリティの1か月当たりの費用(バス代、電車代、駐車代、ガソリン代、その他維持費など)のうち、電動自転車に切り替え可能な分の金額が電動自転車の費用より高い場合、電動自転車の導入を検討してみる価値があるかもですね。

今回の計算では、電動自転車には防犯登録、任意自転車保険、交換用バッテリー、タイヤ、タイヤチューブ、タイヤ・タイヤチューブの交換工賃、その他メンテナンスなどの予備費を考慮し、原付バイクには自賠責保険、任意バイク保険、軽自動車税、タイヤ、タイヤ交換工賃、エンジンオイル、エンジンオイル交換工賃、その他メンテナンスなどの予備費を考慮しました。
詳しくはこちらの比較表も参考にしてみてください。
※今回の検証では駐輪料金は考慮に入れていません。

(番外編)
調べたところ、自転車の場合、3000km毎にタイヤとチューブを交換することが推奨されていました。設定した条件で6年乗ると11回交換することになり、「ちょっと多いな」と感じました。今回は1回当たり3,000円の工賃が必要と言う想定で計算しましたが、費用削減のため、自分で交換できるようになればいいのかも、とも思いました。

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