【文法・内容解説編】高橋ダン English Channel 偏差から評価ってどういうこと?(8月28日)

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いつも記事を見ていただきありがとうございます。

ブログではいろいろな英語カタカナで書いています。すべて発音記号に対応しています!

今日は、ウォール街出身の投資家YouTuber、高橋ダンさんの動画を取り上げました。

今日「パウエルFRB議長、金融緩和継続、雇用拡大を容認(8月28日)」という記事でダンさんの英語動画を紹介しましたが、今回は文法・内容解説編です。

今回の記事は、知人の「ほたてちゃん」が寄稿してくれました。文法、内容についても知りたかった、という人はぜひチェックしてみてください。

↓ほたてちゃんの記事はこちらです↓

ほたてです。Takaさんの知人で、最近は英検1級合格を目指して勉強しています。
高橋ダンさんのビデオから、Takaさんがカタカナ母音でスクリプトを作ってくれた部分において、自分が英語を喋るときに使えそうな表現を抜き出すついでに、文法の分かりにくいところなどを解説していきます♪

♡書き方のポイント(*‘ω‘ *)♡
大事な部分は赤字
特に品詞で分けたりはせず、ポイントだなと思った部分は全部赤くしてあります。
(内容的に重要でない挿入句は丸括弧でくくって斜体)
ただのクッション言葉だったり、そのあとすぐに言い直したりして内容的に重要でないと私が思った部分は丸括弧でくくってあります。自分が喋るときに、つなぎとして使える言葉もありそうですね。
時制に注目してほしいところは下線
ほたて的に「時制の感覚がポイントだ!」と思ったところは下線。
・文の流れが分かりにくいところは、内容の切れ目を「/」(スラッシュ)で切る
喋りの説明ゆえに、テキストの文章と比べて文の形が整ってないことがあります。分かりにくいところはスラッシュで整理しました。

1.ざっくり:パウエルFRB議長、金融緩和継続の方針を表明

ざっくり言うと
・FRBは、目標とする雇用状況について、「偏差」によって判断する従来の方針を転換し、「不足分に対する評価」によって判断すると発表し、雇用の拡大を容認
・この決定はさらなる金融緩和を意味し、経済、市場に影響を与えるだろう

2.抜粋部分全体の英語スクリプトと日本語拙訳

今日は内容がむずかしいので、まずはスクリプトを読んでみたり、単語をチェックしたり、日本語訳で意味を掴んだりしてみましょう。

 The fact that he is now talking about the employment broad-based(広範囲にわたる) inclusive goal is...
This is a keenism to the max  (in my opinion) and targeting (now) employment broadband.

【日本語訳】
パウエル氏が雇用に関する幅広い包括的な目標を語っているという事実…これは雇用最大化を追求していくこと、そして雇用を幅広く目標に据えているということだと考えます。

(Well) they're supposed to do this.
But it's broad-based and inclusive goal.
But the policy additions will be assessments not deviations.

【日本語訳】
まあFRBはこれをやるんでしょうね。
幅広くて包括的な目標ですが。
でも方針の追加としては偏差じゃなくて評価です。

So, historically the central bank and most central banks, when the unemployment rate gets too high, they come in(介入する) with new policies.
These are deviations right.
These are abnormal times they come in and help.

【日本語訳】
歴史的に、ほとんどの中央銀行は、失業率が高くなり過ぎたときに、新しい方針を示して介入します。
これはまさに偏差です。
FRBが介入して助けるのは異常事態の時です(めったにありません)。

But now he's saying based on assessments.
This is a big difference for those of us who understand the English language.

【日本語訳】
しかし今、パウエル氏は評価に基づくと言っています。
これは英語が分かる人にとっては大きな違いです。

A deviation is a standard deviation.
The word standard deviation means that it's out of the norm.
An assessment means that this is subjective.

【日本語訳】
偏差は標準偏差のことです。
標準偏差という言葉は「基準から外れている」ということを意味します。
評価(という言葉)は「主観的である」ということを意味します。

So, very different (in my opinion) between subjective and objective analysis,
giving a broad range now for the FED to actually come in and stimulate the economy.

【日本語訳】
なので、主観的分析と客観的分析は全然違いますし、(主観的分析に基づくことで)FEDが実際に経済に介入して刺激することに広い幅を持たせます。

Just based on what they assess is necessary, based on employment now.
So, this is quite quite dovish(ハト派).

【日本語訳】

FRBが必要だと評価したものに基づく、(つまり)雇用に基づくんです。
これはかなりハト派的です。

(You know) I really think that this is gonna have an impact on the markets and on the economy for the next few months or so,
which (sort of) tails into the fact that (I think) this is all related to the election.

【日本語訳】
この先の数か月、市場や経済に影響を与えていくと思うし、すべて選挙に関係しているという事実にもつながっていきます。

3.英語のポイント(特にないよ)

come inで「介入する」はかなり分かりやすいし使えそうですね。
dovish [dʌ́viʃ]でハト派なんだ、へぇー。じゃあタカ派は?hawkish [ˈhɑː.kɪʃ / ˈhɔː.kɪʃ ]です。
”what they assess is necessary” これ慣れてないと言いにくい形。what I think is importantと同じ。
tails into は正しい意味が分からずイメージでとりあえず訳しときました。どなたか教えてください。

4.内容のポイント(難しいよ)

今日の内容は正直難しいです。
ダンさんがこの部分に関して追加で解説動画を出してくださっているので、何はともあれまずは↓こちら↓もチェックしてみてください!その上でほたての補足も読んでいただければと思います。

www.youtube.com

 今までは、失業率が、目標とする数値より高かったらもちろんダメだから金利を下げていた(上げなかった)し、目標よりも高かったら逆に金利を上げていたんです。機械的に。だから、目標の数値より高くても低くても何かしら対応をしていた。でも、今後は、失業率が目標より高かったら金利を下げる(上げない)のは以前と同じだけど、目標より低くなっても金利を上げない可能性があります。そこが従来と違います。つまり客観の偏差ではなく主観の評価に基づいて決める。
人間が過剰に雇用されている状態を良しとする、とも言えます。

ふぅ…もっともっと詳しい説明を求める方は、以下のブログに飛んでみてください。フフフ。

himaginary.hatenablog.com

さて、内容は頭に入りましたか?次はいよいよシャドウィングをやってみましょう。Takaさんのカタカナ母音スクリプトへどーぞー(*‘ω‘ *)

www.yakatazushi.com

今日は4キロも走って疲れたよ…(˘ω˘)