ラオス首相記者会見:新型コロナウイルス初感染と対応策(3月25日)

ラオスでの新型コロナウイルス初感染確認を受け、トンルン・シースリット首相が記者会見を開きました。同会見について首相府が報じた記事の概要は次のとおりです。

トンルン・シースリット首相は、3月25日首相府にて、新型コロナウイルス(COVID-19)対策本部同席のもと記者会見を開き、2名のCOVID-19感染者を確認したと報告し、ラオス政府は、さらなる感染拡大の危険性が懸念されるところ、より厳重な対応策を実施すると発表した。具体の内容は次のとおり。
1 外国からの入国者は、自宅または指定場所にて14日間の隔離措置が取られる。病状が出た場合、医師が検査できるようすぐに報告すること。
感染した場合、拡大防止のため速やかに入院すること。
関係当局には、秩序ある管理実施のため、市民組織・役場職員を動員する権限を与える。

2 手洗い、マスク着用、衛生管理などの自己防衛を行うこと。政府は各村・郡に医療チームを配置した。

3 中央・地方問わず、各職場状況を確認し、会議は行わず、会話は携帯・オンラインで活用し、作業時はお互いに十分距離を取り、仕事は可能な限りテレワークで行うこと。
結婚式、習慣行事などは禁止。葬儀も自粛することが望ましい。不急不要の郡間、村間、オフィス間の移動も自粛するよう求める。

4 症状が出た場合、速やかに医師または村のボランティアに連絡すること。医師が向かい検査・支援する。

5 対策本部は、感染拡大を阻止し、国民の生命を救うため、追加の措置を発出すること。我々は緊急事態に直面しており、状況が悪化すれば、より厳重な措置を取る必要がある。
法律・措置を遵守しない者が出ないよう取り組む。
保護者らは、休園・休校になっている児童・生徒・学生らを監護すること。
各工場の状況をチェックし、感染拡大が確認された際は追加措置を講じる。
6 国民はパニック・過度な不安陥らず、冷静に注意深い行動を心がけること。
友好国の教訓を活かし、国民が一体となって力を合わせ危機を乗り切ることが大事。

また​、​トンルン首相は記者の質問に対し次のとおり返答した:
・フェイクニュースを流布する者は厳しく取り締まる
・ラオス政府は流行拡大のケースを想定し準備を進めてきている
・友好国からの支援も一部届いている
・COVID-19の影響を鑑み経済対策について近々発表する
(写真中央:トンルン首相 左:ソムディ対策本部長(副首相) 右:ブンコーン保健大臣)

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引用元:
http://laogov.gov.la/activities/pages/press.aspx?ItemID=138&CateID=0

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