Vientiane Times ラオス、「コロナ」に勝利宣言

ラオスのニュース拾い読み
ネット版ビエンチャンタイムズから記事を紹介します。
今回は2020年6月11日(木)分です。

ポイント
・ラオス政府は、6月10日、最後の新型コロナ感染者が回復したことを受け、首都ビエンチャンにて式典を開催し、COVID-19に勝利したことを宣言
・トンルン・シースリット首相は声明を発出、次のとおり強調した
1) 「解決より予防」の精神で早期に措置を取ったことが抑え込みに成功した要因
2) すべての関係者を称え、「白衣の戦士、最前線部隊」として活躍した医療従事者を称賛
3) 近隣諸国や国際機関からの迅速な支援も効果的と評価

概要
ラオスは、3月29日の首相命令06号及び4月6日の党中央委員会書記局令07号の発出以来、沈黙の凶悪敵・新型コロナウイルス(COVID-19)と闘い、勝利した。同令のもと、ラオス社会は協力して責任を果たし感染拡大を阻止、6月10日現在、ラオスにおけるCOVID-19の感染者数はゼロとなった。

ラオス政府は、6月10日、首都ビエンチャンにて勝利宣言を行い、トンルン・シースリット首相、COVID-19対策本部ら関係者が出席した。

トンルン首相は声明を発出し、次のように強調した。
・COVID-19を凶悪な敵と定め闘ってきたが、本日、ラオスにおけるCOVID-19の感染者数はゼロとなった。
・ラオスの皆様においては、6月9日、最後の感染者が回復、保健省が帰宅の許可を発表し、この勝利が伝わったところであるが、朗報であるのみならず、海外在住のラオス人を含むラオス国民の誇りとなった。
・我々は、「解決より予防すること」ということわざにあるように、危険を察知し、早期に対策を講じ、予防したことで勝利できた。
・高い指導力のもと全国的かつ継続的な措置が実施されたこと、党政府機関、地方当局、大衆組織、社会組織が一丸となって協力したこと、すべての人々が高い意識を持ち、物資の提供に協力的かつ強靭な心身をもってCOVID-19に対峙したことも大きく貢献した。
・全レベルの対策本部、メディア、国防・安全保障当局を称えたい。また医師をはじめとする医療従事者が「白衣の戦士、最前線部隊」として責務を果たした功績は大きい。
・我々はまた、近隣諸国や国際機関から迅速かつ効果的な支援を受けた。

COVID-19は、大小構わず全世界の国々で猛威を振るい、現時点の感染者は730万人を超え、死者は410万人に達した。

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