トンルン・シースリット首相:教師の日25周年式典に出席、教師の功績を称え、先進的な知識向上を奨励

2019年10月7日のラオス首相府ウェブサイトの記事について、大まかな和訳を紹介します。

記事名:教師の日25周年式典:教師の功績を称え、先進的な知識向上を奨励

記者:アーニコム・ヴォンドゥアン

(2019年10月7日)

 

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 2019年10月4日午後、ラオス国立大学にて「教師の日」25周年(1994年10月7日~2019年10月7日)を祝う式典が開催された。

 

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 トンルン・シースリット首相のご列席並びに挨拶を賜り、大臣、副大臣、僧侶、学者、年長者、教師、学生らが参加した。

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(2)-1 

 この機会にセンドゥアン・ラーチャンタブン教育スポーツ大臣は10月7日の教師の日の歴史、重要性、意義を強調し、25年間の教育発展の歩みを振り返り、次のとおり述べた。就学前教育の分野は国の重要な教育システムのであり、取り組みの結果、各県・地域における保育所・幼稚園は685カ所から2019年には3462カ所に、教師は1962人から7955人、児童は31,677人から240,384人にそれぞれ増加した。

 

(2)-2 

初等教育分野では、インフラ整備、教師・教育用の備品の供給に取り組み、学校数は7,591校から8,854校、教師数は24,568人から33,533人、生徒数は724,114人から770,659人にそれぞれ増加。中等教育分野では、学年数、教育カリキュラム、インフラなど多方面での改革を実施し、学校数は834校から1,792校、教師数は10,505人から32,334人、生徒数は153,733人から659,850人にそれぞれ増加した。

 

(2)-3 

(学校で勉強する機会がない人たち向けの教育プログラムについて紹介している箇所と思われます。)

 

(2)-4 

職業教育・専門学校の分野では、質量ともに起業者・労働市場の需要に応えるほどの供給には至っていないものの、入学志願者は毎年増加。仏教教育の分野では、仏教信仰者への仏教普及を行うとともに、僧侶は教師としての役割を果たし、仏教学校が13県にて6校から55校に増加するなど、地域・公益への貢献も行っている。

 

(2)―5 

スポーツ・体操の分野では、普通教育の学校でカリキュラムに沿って行われている体育、芸術の授業以外にも、国内外のスポーツ競技、芸術、文学などの活動も奨励しており、金メダル15枚、銀メダル27枚、銅メダル99枚を獲得したオリンピック・パラリンピックへの出場はその例である。研究分野では、教師は、自己啓発や人材育成への貢献に加え、研究、社会貢献の役割を担い、ラオス文化の保護にも多大な貢献をしている。

 

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(3)-1 

この機会にトンルン・シースリット首相は、教師たちを称賛し、教育・スポーツ分野において、社会貢献に寄与する知識・能力を有する人材育成が継続に行われ、これまでの社会経済開発計画に大きく貢献してきたとして、教育・スポーツ分野の功績を称えた。

 

(3)-2 

首相は、国家の防衛・発展の時代、教育の重要性がますます大きくなる中、先ほど触れた分野のさらなる発展を願うとし、遠隔教育システムの利用、優先度の高い項目への助成金、融資、予算、教師割当など限られた資源の効率的な活用を通し、卒業し就職した人たちへの教育の質の管理、専攻科目選択における価値観の変化、教授法の変化などの課題解決のため、統合の時代、グローバライゼーションの時代、インダストリー4.0、人口知能(AI)の時代など現代のニーズに遅れをとらないよう教育分野・教師の方々には引き続き教育システムの改革に取り組んでいただきたい、と強調した。

 

(3)-3 

教師は、与える(知識、能力、手本、人生・所作の模範者として)存在であり、既存の知識を高め学習者に伝えていくため、新しい手法を取りいれ、自己鍛錬に明るく、学生らが教えたことに注力できるよう自信を持って振る舞い、党の一員として党の方針をよく理解し忠実であること、と述べた。
 

(3)-4 

また(首相は)、2018年12月28日の国家人材育成委員会第4回会合にて教育分野の担当機関に向けて発出された施行令10箇条についてレビューし、解決の方向性を導くべく、実施状況、計画及び課題について政府に報告するよう、教育スポーツ省に求めた。

 

(3)-5 

 また(首相は)、優秀な人材を生み出すという教師の使命である教育分野について、党・政府組織、業界団体及び国民の全てのセクターが支援を行っていくよう求めた。

Source:

http://laogov.gov.la/activities/pages/news.aspx?ItemID=1365&CateID=5