この英語聴き取れますか?⑬:アぃドぅノぅウェぁ~x 2 ガナゴぅ
ネイティブの発音って、音がくっついたり脱落したりして、聴き取るのが難しいですよね。でも、どんな音かわかっていれば聴き取れる音もけっこうあります。型で覚えておくことは大事です。
このブログでは、カタカナ母音を使って発音記号を「カタカナで見える化」し、英語を紹介しています。カタカナ母音は、身近なカタカナ表記なので直観的、また英語の音を「見る」という新感覚が刺激になり、曖昧だった音の整理が進むことで印象に残りやすく、記憶定着も促進されます。
ということで、今日はニック先生の動画を紹介しながら、よくある脱落や連結の型についてカタカナ母音で解説していきたいと思います。ニック先生の動画はとてもわかりやすくて、実際ネイティブがどう発音するか解説されているので、とてもありがたい動画です。それでは見ていきましょう。
ではさっそく聴いてみましょう。なんと言っているか聴き取れますか。
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正解は[ I don't know where we're going to go ]でした。聴き取れましたか。「私たちがどこに行くのかわからない」という意味で、映画や日常会話でもよく出てきます。このフレーズにも脱落や連結、短縮が使われていてなかなか聴き取れなかったという人も多いんじゃないでしょうか。見たら分かるのに、、、悔しいですよね。しかし、どんな音かわかっていれば案外聴き取れるものです。それではカタカナ母音で音の変化について解説したいと思います。
I don't knowはアぃドぅノぅ
定型中の定型ですが、/ t /の音はほとんどの場合発音しません。/ nt /の/ t /はほんとによく脱落します。
/ t /が脱落すると、/ n /が2つ連続し同化してしまい、1つ目の/ n /はほとんど聞こえません。
don'tとknowはどちらも二重母音/ ou /なので、2音目の/ u /の音色まで発音するイメージが大事です。その上でですが、友達との会話では、特にdon'tの/ u /も脱落することがあります。テキストでは i dunno と書きます(さらに省略し idk になることも)。
ここまで砕ける必要はありませんが、どう変化しているか知っていると聴き取りが楽になります。それではカタカナ母音で音の変化を見てみましょう。
それでは、I don't knowの表現をニック先生と一緒に練習してみましょう。
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where wearはウェぁ~x2
疑問詞 where と服などを着るという意味のwearは、どちらも/ weər /と発音します。これは/ e /と/ ər /を1音節で発音する二重母音の一つです。カタカナ母音では「エ+ぁ~」と表記し区別しています。
そして、we areの省略形we'reも同じ発音なんです。辞書には/ wiər /と書いてあることもありますが、アクセントがない場合、whereと同じ/ weər /になります。動画では触れられていませんが、we'reは地域によってはさらに短く/ wər /と発音することもあるようです。では音の変化を確認しておきましょう。
ニック先生の解説も見てみましょう。
(4:31~、再生ボタンを押せばすぐ始まります)
going toでガナ
中学校で習う定番のフレーズですが、未来形として使う場合、ネイティブは「ゴーイングトゥー」とは言わず、ガナ(gənə)と短縮します。小さく速い音なので、カタカナ母音でも小さく表記してあります。音量、リズム感を視覚でも確認できるので、直観的に練習できると思います。それではgoing toを使った練習です。
(7:09~、再生ボタンを押せばすぐ始まります)
それでは全部合わせて言ってみましょう。
[ I don't know where we're going to go ]
最後の動詞を入れ替えて、~ to meet、~ stay、~ have lunchのパターンも一緒に練習してみてください。
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では最後にもう一つ動画を見てみましょう。この動画では[ ...There's more cognitive activity occurring in the interface between self and world until self and world become,,, become one. Now I think that that's where we're heading. ]と言っています。聴き取れるかトライしてみてくだい。
(cognitive:認識できる head:~に向かう)
The Augmented Reality Revolution
(1:12~、再生ボタンを押せばすぐ始まります)
いかがだったでしょうか。ある程度型で覚えていけば、音がつながっていたり脱落していてもリスニングはかなり楽になると思います。発音記号では覚えられないし(書くとこうなります→ aidounouweərweərgənəgou)、カタカナで書くと細かな音の違いが曖昧になり、結局音が再現できないという人は、カタカナ母音で直観的に覚えていくことをおススメします。
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