この英語聴き取れますか㉗：カぃノぅ、すィング ズゥブ ビン、バダぃネヴァ~さォ－
英会話に通っているけどリスニングが苦手。
英語の連結する音や脱落音につていよく分からないという人。
そんな人はこの記事がおすすめです！カタカナを見るだけ発音がわかる？！
このブログでは、カタカナ母音を使って発音記号を「カタカナで見える化」し、英語を紹介しています。カタカナ母音は、身近なカタカナ表記なので直観的、また英語の音を「見る」という新感覚が刺激になり、曖昧だった音の整理が進むことで印象に残りやすく、記憶定着も促進されます。
ということで、今日はニック先生の動画を紹介しながら、よくある脱落や連結の型についてカタカナ母音で解説していきたいと思います。ニック先生の動画はとてもわかりやすくて、実際ネイティブがどう発音するか解説されているので、とてもありがたい動画です。それでは見ていきましょう。
今回も前回と同じくgleeというドラマのワンシーンからです。gleeは、ミュージカルなどを歌う高校の合唱部（glee club）が舞台のドラマです。
昔付き合っていたフィン（男性）とレイチェル（女性）が話してい場面です。レイチェルは新たにジェシーと付き合っていて、そのことはフィンに隠しています。フィンがそれについて聞き出す、というシーンです。
これまで紹介してきたで脱落や連結がたくさん使われているので、聴き取れるかトライしてみてください。
（1:36～、再生ボタンを押せばすぐ始まります）
正解は[ Look, I know things have been weird between us, but I never thought you'd lie to me. ]でした。ではまずの二人の会話スクリプトを見て見ましょう。
（フィン）Look, are you still dating that Jessie kid?：ねぇ、まだジェシーと付き合ってるの？
（レイチェル）：No, no. Who-who told you that?（まさか。誰がそんな...？）
（フィン）Look, I know things have been weird between us, but I never thought you'd lie to me.：あのさ。気まずい感じはあったけど、君が嘘をつくとは思っていなかった。
というシーンでした。
things have been ～ between usで、二人の関係の状態を表すことができます。「気まずい」という意味でweirdが使われていますが、awkwardを使って同じような意味になります。逆にgoodを使えば、関係は良好となります。
I never thought you'd lie to meは、「嘘をつくとは思わなかった」という意味です。未来の事について「嘘をつくとは思っていない」と言いたいければ、I don't think you will lie となります。
それではカタカナ母音で発音のポイントをチェックしておきましょう。
まずは Look, I know things have been weird between us のパートです。
①Look I：出だしの音は消えやすく、/ lu / も脱落しています。残った k と I が連結して/ kai /
②thingsのth：舌先が外に出ず歯の裏にタッチするだけの「省略th音」
③have：hは脱落しています。v もここでは脱落。残る音は/ æ /ですが、ここでは前後の音が連結し、④のように子音のリズム（zb）だけで1音節になっている感じです。
④things have been：連結して/ θiŋ_zb_bin /。zb のb は止めるだけの閉鎖音（ストップ音）を出す感じです。
⑤weirdのd：ストップ音です。
⑥between us：連結して/ bitwiː_nʌs /
続いて but I never thought you'd lie to me のパートです。
⑦but I：連結して/ bə_dai /。TはフラップTの音。
⑧thouht youのt：脱落しています。/ t /は/ j /が続くと脱落しやすいです。
⑨you’d：you wouldの短縮です。/ yud /
⑩lie to meのto：/ də /の音です。こちらもフラップTの音です。
それでは全部合わせて聴いてみましょう。まずは遅いスピードで聴いてみてください。0.5倍速、0.25倍速の順です。みなさんも声に出して練習してみてください！
それでは最後に普通のスピードです。全部聴き取れなくても、最初と比べて１つでも分かるパートがあれば皆さんのリスニング力は確実にアップしています。何度も聴いて声にも出して練習してみてください！
（1:37～、再生ボタンを押せばすぐ始まります）
いかがだったでしょうか。ある程度型で覚えていけば、音がつながっていたり脱落していてもリスニングはかなり楽になると思います。発音記号では覚えられないし、カタカナで書くと細かな音の違いが曖昧になり、結局音が再現できないという人は、カタカナ母音で直観的に覚えていくことをおススメします。
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