ネイティブ英語に近づくhの脱落①：have + him, his, her
このブログでは、カタカナ母音を使って発音記号を「カタカナで見える化」し、英語を紹介しています。カタカナ母音は、身近なカタカナ表記なので直観的、また英語の音を「見る」という新感覚が刺激になり、曖昧だった音の整理が進むことで印象に残りやすく、記憶定着が促進されます。
今日は h の音が消えるお話です。/ h /は英語の中でも弱い音として扱われていて、特にhe、him、his、herの場合、意味が重要でなければ、ネイティブはほとんど発音しません。くどいですが h の音は完全に消えています。学校では教えてくれません。教えてくれなければ分かるはずもありません。リスニング力に問題があるわけでもなく、ただ知らないから仕方のないことです。
つまり、どんな音か知っていれば聴き取れるようになるということです。でもどうすればいいの？とお悩みのみなさん、安心してください。このシリーズでは、h が脱落している英語を動画で紹介し、カタカナ母音で解説していきます。みなさんはそれを見て聴いて練習するだけで、hの脱落が身近なものになり、英語のリスニングがかなり楽になるはずです。
第一回目の今日は、have + him、his、herの型を紹介します。ちなみにですが、haveも/ h /が脱落することがあります。強調されるときは/ hæv /と発音されますが、意味的に重要でない場合、/ həv /、/ əv /、/ v /のように弱形化していきます。それでは動画を見ていきましょう。
have him with us（彼に同席いただいている）
...another great GTA MP Arnold Chan, who's just overcome some significant health struggles, and we're really glad to have him with us...（GTA：Greater Toronto Area、カナダ国内で最も多くの人口を抱える大都市圏のこと MP：member of Parliament：議員）
Justin Trudeau on fairness and the economy
（1:04～、再生ボタンを押せばすぐ始まります）
have his words and have his records（彼の発言や記録が残っている）
he did a lot of interviews so we have his words and we have his record.
Linda Hervieux on the Forgotten Black Heroes of D-Day | Bob Herbert's Op-Ed.TV
（21:36～、再生ボタンを押せばすぐ始まります）
have her on the show（彼女を番組に迎える）
Our guest today is the acclaimed novelist Maaza Mengiste she has received high praise for her first novel Beneath the Lion's Gaze and we're so happy to have her on the show today.（acclaimed：評価された novelist：小説家）
Current Conversations Episode 6 - Maaza
（0:35～、再生ボタンを押せばすぐ始まります）
have her learn ～（彼女に～を学ばせる）
She loved it, she thought it was the coolest thing, and she never put it down. I decided to use that connection to teach and have her learn some basic Ojibway.（it：ここでは「ipad」のこと Ojibway：オジブワ語）
（1:02～、再生ボタンを押せばすぐ始まります）
Should we have him over to lunch?（彼をランチに招くべき？）
There's something Obama should be saying. Should we have him over to lunch?
（52:52～、再生ボタンを押せばすぐ始まります）
いかがだったでしょうか。脱落のことを教えてもらってないと絶対に聴き取れない、と思いませんでしたか。最初は難しいですが、練習を繰り返していけば耳も慣れて、リスニングがかなり楽になると思います。このシリーズでは、みなさんが練習に集中できるように、いろいろな型を集めてスクリプトとカタカナ母音で解説していきますので、次回もぜひチェックしてみてください。
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